ストーリー

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サウスタウン。

年に一度この街で、世界各国より武闘家たちが集う最強武闘会『キング・オブ・ファイターズ』が開かれる。

表向きは「格闘技の祭典」ということになっているが、実は主催者のギース・ハワードが私腹を肥やし、自分の抱える殺し屋たちの名を売るためのショーなのだ。


ギース・ハワード。

彼はサウスタウンを麻薬やギャンブルなどで影から支配する実力者であり、その力は議会はおろか、警察でさえも手出しができないほど強大だという。

例えば…1981年、当時「世界最強」と噂された武闘家、ジェフ・ボガードが暴漢に襲われ死亡した事件。
この出来事はジェフを恐れていたギースの仕業であるということは誰の目にも明らかであった。
しかし、ギースの金の力と暴力の前に立ち向かえるものは、誰1人としていなかった。

"これで私に刃向かう者は誰もいない。アッハッハッハッハッ………"

そんなギースが、この先、自分に宿命の闘いが待っていることなど知るよしもなかった―――。






1991年…二人の若者がサウスタウンにやって来た。

ジェフに拾われ、親子同然に育てられたテリーとアンディ。
ジェフを殺したギースに復讐するため、修行の旅に出ていた彼らボガード兄弟は、この街に帰ってきたのだ。

"親父と同じ屈辱を、ヤツにも与えてやる!!"

そしてそこで、のちにボガード兄弟にとって最大の戦友となる1人の日本人と出会う。


"お前たち、仇討ちごっこなんかやめて、『キング・オブ・ファイターズ』で俺と一緒に闘わないか。"

最年少でムエタイチャンプになった男、東丈(ひがし じょう)である。

ムエタイでは飽き足らずに更なる強敵を求めていた彼は、世界中の武闘家が集まる『キング・オブ・ファイターズ』という異種格闘技大会に参加するため、サウスタウンにやってきたのである。

ボガード兄弟は、彼から『キング・オブ・ファイターズ』のことを聞き、それをギースが全て影で操っていることを知る。

仇であるギースに近づくべく、ボガード兄弟は『キング・オブ・ファイターズ』に参加することを決めたのだった。

そして果たして、彼ら3人はこの『キング・オブ・ファイターズ』を、見事勝ち抜くことができるのであろうか。

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